「OSMC」の版間の差分

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(OSMCとは)
(セットアップ方法)
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===セットアップ方法===
 
===セットアップ方法===
まずDisk imageファイルをダウンロードしてきます<br/>
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Raspberry Pi Imager でマイクロSDにダウンロードしてきます<br/>
https://osmc.tv/download/images/<br/>
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Raspberry Pi1用とPi2用が有るのでPi2用2015.06-1をダウンロードします<br/>
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RC3が追加されたようだ(2015-05-22現在)<br/>
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2017.02-1が増えていました(2017-02-12現在)<br/>
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解凍し[[Win32DiskImager|Win32DiskImagerでSDに書き込み]]ます<br/>
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Raspberry PiにSDをセットしHDMIケーブルでTVと接続し起動します<br/>
 
Raspberry PiにSDをセットしHDMIケーブルでTVと接続し起動します<br/>
 
この時にLANケーブルも接続しておく事(WiFiでもよい)<br/>
 
この時にLANケーブルも接続しておく事(WiFiでもよい)<br/>
 
フォーマットやらインストールやらで5分程度かかります<br/>
 
フォーマットやらインストールやらで5分程度かかります<br/>
 
自動で再起動します。OSMC Welcomeと表示されたら成功です<br/>
 
自動で再起動します。OSMC Welcomeと表示されたら成功です<br/>
言語一覧からEnglishを選びます<br/>
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言語はEnglishのまま進めます<br/>
I Agree を選ぶ<br/>
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Finishを選ぶ<br/>
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言語はEnglishにしておこう(ここでJapaneseを選択すると文字化けで先に進めなくなる)<br/>
 
言語はEnglishにしておこう(ここでJapaneseを選択すると文字化けで先に進めなくなる)<br/>
更に、2017.02-1バージョンからは当方で説明している方法にプラスαしないと日本語表示しなくなりました。<br/>
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一通りセットアップが終わったら「Font」を「Default」から「Arial」に変更します<br/>
簡単に言うとフォントをDefaultからArialに変更する必要があるようだ。説明を追加しておきす。
+
その後、言語を日本語に変更します。順番が大切です。逆だと文字化けしてわからなくなります<br/>
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それでは次にNetflixのセットアップです
  
 
==各種設定==
 
==各種設定==

2022年11月7日 (月) 06:49時点における版

OSMC

OSMCのトップ画面

OSMCとは

RaspberryPiのOSの一種ですがメディアに特化しています。
OSMCはテレビに接続するメディアプレイヤーと言う事です。 HDMIケーブルでテレビと接続します。 驚く事に、テレビ付属のリモコンでそのままOSMCが操作出来ました。
動画、写真、音楽等が再生できる他、天気予報とかライブ再生とか色々出来そう。
中身はデビアン系なので各種パッケージもそのまま使えます。
今回はアドオンでNetflixを使えるようにし「うる星やつら」のラムちゃんを見る

セットアップ方法

Raspberry Pi Imager でマイクロSDにダウンロードしてきます
Raspberry PiにSDをセットしHDMIケーブルでTVと接続し起動します
この時にLANケーブルも接続しておく事(WiFiでもよい)
フォーマットやらインストールやらで5分程度かかります
自動で再起動します。OSMC Welcomeと表示されたら成功です
言語はEnglishのまま進めます
言語はEnglishにしておこう(ここでJapaneseを選択すると文字化けで先に進めなくなる)
一通りセットアップが終わったら「Font」を「Default」から「Arial」に変更します
その後、言語を日本語に変更します。順番が大切です。逆だと文字化けしてわからなくなります
それでは次にNetflixのセットアップです

各種設定

日本語表示

日本語が使える設定方法を書いている人が居ました。 http://mzyy94.com/blog/2015/02/16/raspberry-pi2-osmc-jp/ 個人のページなので消えてしまうかもなので、 重要な部分をアレンジして解説しておきます。
まず、OSMCのIPアドレスを調べる。テレビリモコンでOSMCを直接操作します。
トップ画面から、Settings->System info->Network
これで、画面にIPアドレスが表示されているはず。
Tera Term等でSSH接続します。OSMCのデフォルトユーザー名は「osmc」パスワードは「osmc」です。
コマンドラインで以下を実行で日本語フォントがインストールされます。

sudo su
apt-get update
apt-get install xz-utils
curl http://www.lisa.jp/osmcfonts | sh -
reboot

上記操作により日本語フォントがインストールされたので、テレビリモコンでOSMCを直接操作します。
2017.02-1バージョンはトップ画面から、Settings->Interface->Skin->FontsをDefaultからArialに変更します。
次に、トップ画面から、Settings->Interface->Regional->LanguageをEnglishからJapaneseに変更します。
その他の古いバージョンは、今までと同じなので以下同文
トップ画面から、Settings->Appearance->International->Language->Japaneseで日本語表示になります。
尚、日本語フォントをインストールする前にJapaneseにしてしまうと何も見えなくなるので注意。
ついでに、タイムゾーン(国)もJapanに変更します。
ついでついでに、Sambaもインストールしておきます。Windowsからマシン名で接続出来る様にする為。

apt-get install samba


ターミナル接続した時に日本語を使う場合 以下のコマンドを実行します。

dpkg-reconfigure locales

ここで、Linuxおなじみのコンフィギュレーション画面が出てきますので、

en_GB.UTF-8 UTF-8 
ja_JP.EUC-JP EUC-JP
ja_JP.UTF-8 UTF-8

の3つにチェックをつけます。(スペースで*をつける)
OKで進み最後にデフォルトはja_JP.UTF-8を選択する

WiFiの設定

OSMCのメニュー画面から設定します
トップ画面から、プログラム->OSMC Settings->o<8->Wireless->Enable Adapter->目的の機器を選択しパスワード入力
これでWiFiが使える様になります

画面の解像度と表示位置

トップ画面から、設定->システム->ビデオ出力->画面解像度 (解像度を設定出来ます)
トップ画面から、設定->システム->ビデオ出力->画面補正 (上下左右キーで表示位置を調整出来ます)

USBポートの電力制限解除

Raspberry Pi2 は、標準でUSBポートの電力に制限が有ります。解除しないと500mA以上の機器が動作しません。
Tera Term等でSSH接続し、/boot/config.txtを編集します。

sudo su
nano /boot/config.txt

config.txtの最後の行に、次の内容を追加します。

safe_mode_gpio=4
max_usb_current=1

保存し、再起動するとUSBポートの電力制限は解除され1.2A位まで使える様になります。

又、/boot/config.txtはSDカードのFATフォーマット部分に有りますから、WindowsパソコンでSDカードリーダを使い編集する事も出来ます。

電源連動(TV側の設定)

Raspberry Piの電源を入れると、TVの電源が自動的にONになりHDMI接続機器の画面になります。
これは、これでいいのですが、普通にTV見てる時にOSMCを遠隔でリブートするとOSMCの画面になります。
TV側の設定に電源連動と言うのが有りますので、それをOFFにしましょう。

メディアを楽しむ

USB接続のHDDをつなぐ

USB外付けHDDを増設するには。
WindowsでNTFSフォーマットされたHDDを、そのまま使います。
Windowsで動画データや写真データをHDDにコピーしておきます。日本語のファイル名でも構いません。
但し、ここの記事では、ボリュームラベルが「Data」と設定されいる前提で書いています。
USBに接続するだけで、自動認識し使える状況になります。バスパワーで動作するHDDを接続する場合は、USBポートの電力制限解除を行う事。

動画再生

写真表示

音楽再生

天気予報

24時間運用

SDカードへの書き込み軽減

SDカードはフラッシュメモリーなので書き込み可能回数が限られています。
そこで、出来るだけSDに書き込みが発生しないように設定します。
USB外付けHDDに全てを移動してしまおう。Boot部分以外の全てを移動するのでSDの書き込み軽減と言うより、SDには起動時しかアクセスしません。
OS起動用HDDを用意します。途中でフォーマット作業をしますのでHDDの内容は消えますご注意下さい。
まず、HDDをUSB接続します。
dfコマンドで状況を確認します。

sudo su
df

通常なら、こんな感じの内容が見えます。

Filesystem      1K-blocks      Used  Available Use% Mounted on
/dev/root         7273072    579900    6300676   9% /
devtmpfs           372052         0     372052   0% /dev
tmpfs              376344         0     376344   0% /dev/shm
tmpfs              376344      9804     366540   3% /run
tmpfs                5120         0       5120   0% /run/lock
tmpfs              376344         0     376344   0% /sys/fs/cgroup
/dev/mmcblk0p1     244988     16502     228486   7% /boot
tmpfs               75272         0      75272   0% /run/user/1000
/dev/sda1      1922728840 178871968 1646164812  10% /media/a25f5c6e-a1f5-48e8-88e8-f5d8ffdd2ae0

一番下に表示されている/dev/sda1って言うのが接続されたHDDです。/mediaフォルダに自動マウントされています。
fdiskでも内容を確認しておきます。

fdisk -l

今度は、こんな感じの内容が表示されているはずです。

root@osmc:/home/osmc# fdisk -l

Disk /dev/mmcblk0: 7.4 GiB, 7959740416 bytes, 15546368 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0x00095b1c

Device         Boot  Start      End  Sectors  Size Id Type
/dev/mmcblk0p1        2048   499711   497664  243M  c W95 FAT32 (LBA)
/dev/mmcblk0p2      501760 15546367 15044608  7.2G 83 Linux

Disk /dev/sda: 1.8 TiB, 2000398934016 bytes, 3907029168 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0xa9ae8127

Device     Boot Start        End    Sectors  Size Id Type
/dev/sda1        2048 3907029167 3907027120  1.8T 83 Linux

一番下の/dev/sda1が接続したHDDです。
真ん中辺りに有る/dev/mmcblk0p2が、OS本体です。これを/dev/sda1に移動する事が出来れば目的達成です。
ここで、移動先であるHDDをフォーマットします。HDDの全領域をフォーマットして使います。
マウントを解除します。マウントしたままだとエラーが出ます。

umount /dev/sda1
df

dfで/dev/sda1が消えている事を確認して下さい。/dev/sda2とか表示されてる場合はそれもマウント解除します。
次に、全領域を確保します。

fdisk /dev/sda
Command (m for help): d
Selected partition 1
Partition 1 has been deleted.

Command (m for help): n
Partition type
   p   primary (0 primary, 0 extended, 4 free)
   e   extended (container for logical partitions)
Select (default p):

Using default response p.
Partition number (1-4, default 1):
First sector (2048-3907029167, default 2048):
Last sector, +sectors or +size{K,M,G,T,P} (2048-3907029167, default 3907029167):

Created a new partition 1 of type 'Linux' and of size 1.8 TiB.

Command (m for help): w
The partition table has been altered.
Calling ioctl() to re-read partition table.
Syncing disks.

root@osmc:/home/osmc#

ここで気になったのでdfしてみる

df

あれれマウントされてる。アンマウントします。

umount /dev/sda1
df

確保した全領域をフォーマットします。

mkfs.ext4 /dev/sda1

フォーマットも完了したのでSDカードの内容をHDDにコピーします。

dd if=/dev/mmcblk0p2 of=/dev/sda1 bs=32M conv=noerror,sync

5分程度かかります。SDカードの容量により変わります。
コピーしたファイルシステムをチェックします。

e2fsck -f /dev/sda1

一部エラーの出ているブロックについてはyを入力して修復。再度チェックをかけます。

e2fsck -f /dev/sda1

パーティション全領域を使えるようにします。

resize2fs /dev/sda1

ここで一度リブートします。

reboot

今度は、dfでマウントされている事を確認する。

df

エディターで内容を書き換えます。

sudo su
nano /media/4909e00d-5abd-42d2-82b4-4c9a7cb41bd0/etc/fstab

2行目の/dev/mmcblk0p2を/dev/sda1に書き換えます。

/dev/mmcblk0p1  /boot    vfat     defaults,noatime    0   0
/dev/sda1       /        ext4     defaults,noatime    0   0

エディターで内容を書き換えます。

nano /boot/cmdline.txt

1行目の/dev/mmcblk0p2を/dev/sda1に書き換えます。

root=/dev/sda1 rootfstype=ext4 rootwait quiet osmcdev=rbp2

以上で移動完了です。リブートしてみます。

reboot

ファイルサーバ(Samba)

Sambaをインストールしてファイルサーバとして使って居ますが、快調です。
動画再生中にガシガシ転送しても平気です。CPUパワーに余裕が有ります。
Windowsマシンからリモートで接続する場合、sambaを入れておくとマシン名で接続出来ます。テラターム等でホスト名「OSMC」で接続出来ます。

Webサーバ(Apache)

OSMCは標準でWebサーバが動作していて、80ポートで待ち受けしています。
ブラウザでOSMCに接続すれば何が動いているか見えます。http://OSMC/ で接続出来ます。
別途Apacheをインストールしたいので、違うポートに移動します
トップ画面から、設定->サービス->Webサーバー->ポート (80以外に変更します8080とか)
ApacheをインストールしてWebサーバを24時間運用しています。
WordPressをセットアップして24時間使えるメモとして使っています。