「OSMC」の版間の差分
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(→Netflixで「うる星やつら」を見る方法) |
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==OSMC== | ==OSMC== | ||
[[ファイル:OSMC_menu.JPG|200px|thumb|OSMCのトップ画面]] | [[ファイル:OSMC_menu.JPG|200px|thumb|OSMCのトップ画面]] | ||
+ | この記事は結構人気ですので、最新の情報を提供するように心がけます。<br/> | ||
+ | 2022/11/07 Netflixで「うる星やつら」を見る方法を追加しました。 | ||
===OSMCとは=== | ===OSMCとは=== | ||
RaspberryPiのOSの一種ですがメディアに特化しています。<br/> | RaspberryPiのOSの一種ですがメディアに特化しています。<br/> | ||
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驚く事に、テレビ付属のリモコンでそのままOSMCが操作出来ました。<br/> | 驚く事に、テレビ付属のリモコンでそのままOSMCが操作出来ました。<br/> | ||
動画、写真、音楽等が再生できる他、天気予報とかライブ再生とか色々出来そう。<br/> | 動画、写真、音楽等が再生できる他、天気予報とかライブ再生とか色々出来そう。<br/> | ||
− | 中身はデビアン系なので各種パッケージもそのまま使えます。 | + | 中身はデビアン系なので各種パッケージもそのまま使えます。<br/> |
===セットアップ方法=== | ===セットアップ方法=== | ||
− | + | Raspberry Pi Imager でマイクロSD(4GB以上必要)にダウンロードしてきます<br/> | |
− | + | ||
− | Raspberry | + | |
− | + | ||
− | + | ||
Raspberry PiにSDをセットしHDMIケーブルでTVと接続し起動します<br/> | Raspberry PiにSDをセットしHDMIケーブルでTVと接続し起動します<br/> | ||
この時にLANケーブルも接続しておく事(WiFiでもよい)<br/> | この時にLANケーブルも接続しておく事(WiFiでもよい)<br/> | ||
フォーマットやらインストールやらで5分程度かかります<br/> | フォーマットやらインストールやらで5分程度かかります<br/> | ||
自動で再起動します。OSMC Welcomeと表示されたら成功です<br/> | 自動で再起動します。OSMC Welcomeと表示されたら成功です<br/> | ||
− | + | 言語はEnglishのまま進めます<br/> | |
− | + | 言語はEnglishにしておこう(ここでJapaneseを選択すると文字化けで先に進めなくなる)<br/> | |
− | + | 一通りセットアップが終わったら「Font」を「Default」から「Arial」に変更します<br/> | |
− | + | その後、言語を日本語に変更します。順番が大切です。逆だと文字化けしてわからなくなります<br/> | |
+ | それでは次にNetflixのセットアップです | ||
+ | |||
+ | ==Netflixで「うる星やつら」を見る方法== | ||
+ | OSMCのバージョンは2022/11/1のバージョンです<br/> | ||
+ | OSMCのメニューでシステム情報を表示してIPアドレスを調べて<br/> | ||
+ | パソコンのTera Term等でSSH接続します。OSMCのデフォルトユーザー名は「osmc」パスワードは「osmc」です。<br/> | ||
+ | sudo apt-get update | ||
+ | sudo apt-get install build-essential python3-pip libnss3 | ||
+ | sudo pip3 install pycryptodomex | ||
+ | wget https://github.com/castagnait/repository.castagnait/raw/kodi/repository.castagnait-2.0.0.zip | ||
+ | wget https://github.com/CastagnaIT/plugin.video.netflix/releases/download/v1.20.2/plugin.video.netflix-1.20.2+matrix.1.zip | ||
+ | 上記の前準備が終わったら、今度はOSMCの画面に戻り(ここで一回再起動しておくといいかも)<br/> | ||
+ | 設定→アドオンブラウザ→ZIPファイルからインストール→はい→ホームフォルダ→repository.castagnait-2.0.0.zip<br/> | ||
+ | その後(1分ぐらいまつ)<br/> | ||
+ | 設定→アドオンブラウザ→ZIPファイルからインストール→はい→ホームフォルダ→plugin.video.netflix-1.20.2+matrix.1.zip<br/> | ||
+ | その後(2分ぐらいまつ)「バックグラウンドで実行しました。」みたいなメッセージが一瞬出ます<br/> | ||
+ | ビデオ→アドオン→Netflix→メールアドレス&パスワード<br/> | ||
+ | メールアドレスとパスワードを入れて、適当な動画を選ぶ<br/> | ||
+ | するとWidevine CDMを使いますと言われ、Widevineインストール→了解→Widevine CDMをClomeから・・→はい | ||
+ | とかいろいろ言われるが15分ほどまつ<br/> | ||
+ | すべてが完了すると、動画が再生できる状態になります<br/> | ||
+ | ちなみに、raspberry Pi 2B,3Bでは解像度1024Pではコマ落ちしてしまい、720Pに解像度を落とす必要がありました。<br/> | ||
+ | 4Bは持っていないので検証出来ませんでした。(品薄すぎて買えません) | ||
==各種設定== | ==各種設定== | ||
− | + | タイムゾーン(国)をJapanに変更します。<br/> | |
− | + | Sambaをインストールしておきます。Windowsからマシン名で接続出来る様にする為。 | |
− | + | sudo apt-get install samba | |
− | + | ||
− | + | ||
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− | apt-get install samba | + | |
<br/> | <br/> | ||
'''ターミナル接続した時に日本語を使う場合''' | '''ターミナル接続した時に日本語を使う場合''' | ||
以下のコマンドを実行します。 | 以下のコマンドを実行します。 | ||
− | dpkg-reconfigure locales | + | sudo dpkg-reconfigure locales |
ここで、Linuxおなじみのコンフィギュレーション画面が出てきますので、 | ここで、Linuxおなじみのコンフィギュレーション画面が出てきますので、 | ||
en_GB.UTF-8 UTF-8 | en_GB.UTF-8 UTF-8 | ||
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トップ画面から、設定->システム->ビデオ出力->画面補正 (上下左右キーで表示位置を調整出来ます) | トップ画面から、設定->システム->ビデオ出力->画面補正 (上下左右キーで表示位置を調整出来ます) | ||
− | ===電源連動=== | + | ===USBポートの電力制限解除=== |
+ | Raspberry Pi2 は、標準でUSBポートの電力に制限が有ります。解除しないと500mA以上の機器が動作しません。<br/> | ||
+ | Tera Term等でSSH接続し、/boot/config.txtを編集します。 | ||
+ | sudo nano /boot/config.txt | ||
+ | config.txtの最後の行に、次の内容を追加します。 | ||
+ | safe_mode_gpio=4 | ||
+ | max_usb_current=1 | ||
+ | 保存し、再起動するとUSBポートの電力制限は解除され1.2A位まで使える様になります。<br/> | ||
+ | <br/> | ||
+ | 又、/boot/config.txtはSDカードのFATフォーマット部分に有りますから、WindowsパソコンでSDカードリーダを使い編集する事も出来ます。 | ||
+ | |||
+ | ===電源連動(TV側の設定)=== | ||
Raspberry Piの電源を入れると、TVの電源が自動的にONになりHDMI接続機器の画面になります。<br/> | Raspberry Piの電源を入れると、TVの電源が自動的にONになりHDMI接続機器の画面になります。<br/> | ||
これは、これでいいのですが、普通にTV見てる時にOSMCを遠隔でリブートするとOSMCの画面になります。<br/> | これは、これでいいのですが、普通にTV見てる時にOSMCを遠隔でリブートするとOSMCの画面になります。<br/> | ||
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==メディアを楽しむ== | ==メディアを楽しむ== | ||
+ | ===USB接続のHDDをつなぐ=== | ||
+ | USB外付けHDDを増設するには。<br/> | ||
+ | WindowsでNTFSフォーマットされたHDDを、そのまま使います。<br/> | ||
+ | Windowsで動画データや写真データをHDDにコピーしておきます。日本語のファイル名でも構いません。<br/> | ||
+ | 但し、ここの記事では、'''ボリュームラベルが「Data」と設定されいる前提で書いています。'''<br/> | ||
+ | USBに接続するだけで、自動認識し使える状況になります。バスパワーで動作するHDDを接続する場合は、USBポートの電力制限解除を行う事。 | ||
+ | |||
===動画再生=== | ===動画再生=== | ||
===写真表示=== | ===写真表示=== | ||
===音楽再生=== | ===音楽再生=== | ||
===天気予報=== | ===天気予報=== | ||
+ | |||
==24時間運用== | ==24時間運用== | ||
+ | ===SDカードへの書き込み軽減=== | ||
+ | SDカードはフラッシュメモリーなので書き込み可能回数が限られています。<br/> | ||
+ | そこで、出来るだけSDに書き込みが発生しないように設定します。<br/> | ||
+ | USB外付けHDDに全てを移動してしまおう。Boot部分以外の全てを移動するのでSDの書き込み軽減と言うより、SDには起動時しかアクセスしません。<br/> | ||
+ | OS起動用HDDを用意します。途中でフォーマット作業をしますのでHDDの内容は消えますご注意下さい。<br/> | ||
+ | まず、HDDをUSB接続します。<br/> | ||
+ | dfコマンドで状況を確認します。<br/> | ||
+ | sudo su | ||
+ | df | ||
+ | 通常なら、こんな感じの内容が見えます。 | ||
+ | <pre> | ||
+ | Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on | ||
+ | /dev/root 7273072 579900 6300676 9% / | ||
+ | devtmpfs 372052 0 372052 0% /dev | ||
+ | tmpfs 376344 0 376344 0% /dev/shm | ||
+ | tmpfs 376344 9804 366540 3% /run | ||
+ | tmpfs 5120 0 5120 0% /run/lock | ||
+ | tmpfs 376344 0 376344 0% /sys/fs/cgroup | ||
+ | /dev/mmcblk0p1 244988 16502 228486 7% /boot | ||
+ | tmpfs 75272 0 75272 0% /run/user/1000 | ||
+ | /dev/sda1 1922728840 178871968 1646164812 10% /media/a25f5c6e-a1f5-48e8-88e8-f5d8ffdd2ae0 | ||
+ | </pre> | ||
+ | 一番下に表示されている/dev/sda1って言うのが接続されたHDDです。/mediaフォルダに自動マウントされています。<br/> | ||
+ | fdiskでも内容を確認しておきます。 | ||
+ | fdisk -l | ||
+ | 今度は、こんな感じの内容が表示されているはずです。 | ||
+ | <pre> | ||
+ | root@osmc:/home/osmc# fdisk -l | ||
+ | |||
+ | Disk /dev/mmcblk0: 7.4 GiB, 7959740416 bytes, 15546368 sectors | ||
+ | Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes | ||
+ | Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes | ||
+ | I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes | ||
+ | Disklabel type: dos | ||
+ | Disk identifier: 0x00095b1c | ||
+ | |||
+ | Device Boot Start End Sectors Size Id Type | ||
+ | /dev/mmcblk0p1 2048 499711 497664 243M c W95 FAT32 (LBA) | ||
+ | /dev/mmcblk0p2 501760 15546367 15044608 7.2G 83 Linux | ||
+ | |||
+ | Disk /dev/sda: 1.8 TiB, 2000398934016 bytes, 3907029168 sectors | ||
+ | Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes | ||
+ | Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes | ||
+ | I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes | ||
+ | Disklabel type: dos | ||
+ | Disk identifier: 0xa9ae8127 | ||
+ | |||
+ | Device Boot Start End Sectors Size Id Type | ||
+ | /dev/sda1 2048 3907029167 3907027120 1.8T 83 Linux | ||
+ | </pre> | ||
+ | 一番下の/dev/sda1が接続したHDDです。<br/> | ||
+ | 真ん中辺りに有る/dev/mmcblk0p2が、OS本体です。これを/dev/sda1に移動する事が出来れば目的達成です。<br/> | ||
+ | ここで、移動先であるHDDをフォーマットします。HDDの全領域をフォーマットして使います。<br/> | ||
+ | マウントを解除します。マウントしたままだとエラーが出ます。 | ||
+ | umount /dev/sda1 | ||
+ | df | ||
+ | dfで/dev/sda1が消えている事を確認して下さい。/dev/sda2とか表示されてる場合はそれもマウント解除します。<br/> | ||
+ | 次に、全領域を確保します。 | ||
+ | fdisk /dev/sda | ||
+ | <pre> | ||
+ | Command (m for help): d | ||
+ | Selected partition 1 | ||
+ | Partition 1 has been deleted. | ||
+ | |||
+ | Command (m for help): n | ||
+ | Partition type | ||
+ | p primary (0 primary, 0 extended, 4 free) | ||
+ | e extended (container for logical partitions) | ||
+ | Select (default p): | ||
+ | |||
+ | Using default response p. | ||
+ | Partition number (1-4, default 1): | ||
+ | First sector (2048-3907029167, default 2048): | ||
+ | Last sector, +sectors or +size{K,M,G,T,P} (2048-3907029167, default 3907029167): | ||
+ | |||
+ | Created a new partition 1 of type 'Linux' and of size 1.8 TiB. | ||
+ | |||
+ | Command (m for help): w | ||
+ | The partition table has been altered. | ||
+ | Calling ioctl() to re-read partition table. | ||
+ | Syncing disks. | ||
+ | |||
+ | root@osmc:/home/osmc# | ||
+ | </pre> | ||
+ | ここで気になったのでdfしてみる | ||
+ | df | ||
+ | あれれマウントされてる。アンマウントします。 | ||
+ | umount /dev/sda1 | ||
+ | df | ||
+ | 確保した全領域をフォーマットします。 | ||
+ | <pre> | ||
+ | mkfs.ext4 /dev/sda1 | ||
+ | </pre> | ||
+ | フォーマットも完了したのでSDカードの内容をHDDにコピーします。 | ||
+ | dd if=/dev/mmcblk0p2 of=/dev/sda1 bs=32M conv=noerror,sync | ||
+ | 5分程度かかります。SDカードの容量により変わります。<br/> | ||
+ | コピーしたファイルシステムをチェックします。<br/> | ||
+ | e2fsck -f /dev/sda1 | ||
+ | 一部エラーの出ているブロックについてはyを入力して修復。再度チェックをかけます。 | ||
+ | e2fsck -f /dev/sda1 | ||
+ | パーティション全領域を使えるようにします。 | ||
+ | resize2fs /dev/sda1 | ||
+ | ここで一度リブートします。 | ||
+ | reboot | ||
+ | 今度は、dfでマウントされている事を確認する。 | ||
+ | df | ||
+ | エディターで内容を書き換えます。 | ||
+ | sudo su | ||
+ | nano /media/4909e00d-5abd-42d2-82b4-4c9a7cb41bd0/etc/fstab | ||
+ | 2行目の/dev/mmcblk0p2を/dev/sda1に書き換えます。 | ||
+ | <pre> | ||
+ | /dev/mmcblk0p1 /boot vfat defaults,noatime 0 0 | ||
+ | /dev/sda1 / ext4 defaults,noatime 0 0 | ||
+ | </pre> | ||
+ | エディターで内容を書き換えます。 | ||
+ | nano /boot/cmdline.txt | ||
+ | 1行目の/dev/mmcblk0p2を/dev/sda1に書き換えます。 | ||
+ | root=/dev/sda1 rootfstype=ext4 rootwait quiet osmcdev=rbp2 | ||
+ | 以上で移動完了です。リブートしてみます。 | ||
+ | reboot | ||
+ | |||
===ファイルサーバ(Samba)=== | ===ファイルサーバ(Samba)=== | ||
[[Samba|Sambaをインストール]]してファイルサーバとして使って居ますが、快調です。<br/> | [[Samba|Sambaをインストール]]してファイルサーバとして使って居ますが、快調です。<br/> | ||
動画再生中にガシガシ転送しても平気です。CPUパワーに余裕が有ります。<br/> | 動画再生中にガシガシ転送しても平気です。CPUパワーに余裕が有ります。<br/> | ||
− | |||
− | |||
Windowsマシンからリモートで接続する場合、sambaを入れておくとマシン名で接続出来ます。テラターム等でホスト名「OSMC」で接続出来ます。 | Windowsマシンからリモートで接続する場合、sambaを入れておくとマシン名で接続出来ます。テラターム等でホスト名「OSMC」で接続出来ます。 | ||
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[[WordPress|WordPressをセットアップ]]して24時間使えるメモとして使っています。 | [[WordPress|WordPressをセットアップ]]して24時間使えるメモとして使っています。 | ||
− | === | + | ==古い記事(保存用)== |
− | + | ===日本語表示(この方法はもう必要ありません)=== | |
− | + | 日本語が使える設定方法を書いている人が居ました。 | |
+ | http://mzyy94.com/blog/2015/02/16/raspberry-pi2-osmc-jp/ | ||
+ | 個人のページなので消えてしまうかもなので、 | ||
+ | 重要な部分をアレンジして解説しておきます。<br/> | ||
+ | まず、OSMCのIPアドレスを調べる。テレビリモコンでOSMCを直接操作します。<br/> | ||
+ | トップ画面から、Settings->System info->Network<br/> | ||
+ | これで、画面にIPアドレスが表示されているはず。<br/> | ||
+ | Tera Term等でSSH接続します。OSMCのデフォルトユーザー名は「osmc」パスワードは「osmc」です。<br/> | ||
+ | コマンドラインで以下を実行で日本語フォントがインストールされます。<br/> | ||
+ | sudo su | ||
+ | apt-get update | ||
+ | apt-get install xz-utils | ||
+ | <nowiki>curl http://www.lisa.jp/osmcfonts | sh -</nowiki> | ||
+ | reboot | ||
+ | 上記操作により日本語フォントがインストールされたので、テレビリモコンでOSMCを直接操作します。<br/> | ||
+ | '''2017.02-1バージョン'''はトップ画面から、Settings->Interface->Skin->Fontsを'''Default'''から'''Arial'''に変更します。<br/> | ||
+ | 次に、トップ画面から、Settings->Interface->Regional->LanguageをEnglishからJapaneseに変更します。<br/> | ||
+ | その他の古いバージョンは、今までと同じなので以下同文<br/> | ||
+ | トップ画面から、Settings->Appearance->International->Language->Japaneseで日本語表示になります。<br/> | ||
+ | 尚、日本語フォントをインストールする前にJapaneseにしてしまうと何も見えなくなるので注意。<br/> |
2022年11月15日 (火) 00:26時点における最新版
目次
OSMC
この記事は結構人気ですので、最新の情報を提供するように心がけます。
2022/11/07 Netflixで「うる星やつら」を見る方法を追加しました。
OSMCとは
RaspberryPiのOSの一種ですがメディアに特化しています。
OSMCはテレビに接続するメディアプレイヤーと言う事です。
HDMIケーブルでテレビと接続します。
驚く事に、テレビ付属のリモコンでそのままOSMCが操作出来ました。
動画、写真、音楽等が再生できる他、天気予報とかライブ再生とか色々出来そう。
中身はデビアン系なので各種パッケージもそのまま使えます。
セットアップ方法
Raspberry Pi Imager でマイクロSD(4GB以上必要)にダウンロードしてきます
Raspberry PiにSDをセットしHDMIケーブルでTVと接続し起動します
この時にLANケーブルも接続しておく事(WiFiでもよい)
フォーマットやらインストールやらで5分程度かかります
自動で再起動します。OSMC Welcomeと表示されたら成功です
言語はEnglishのまま進めます
言語はEnglishにしておこう(ここでJapaneseを選択すると文字化けで先に進めなくなる)
一通りセットアップが終わったら「Font」を「Default」から「Arial」に変更します
その後、言語を日本語に変更します。順番が大切です。逆だと文字化けしてわからなくなります
それでは次にNetflixのセットアップです
Netflixで「うる星やつら」を見る方法
OSMCのバージョンは2022/11/1のバージョンです
OSMCのメニューでシステム情報を表示してIPアドレスを調べて
パソコンのTera Term等でSSH接続します。OSMCのデフォルトユーザー名は「osmc」パスワードは「osmc」です。
sudo apt-get update sudo apt-get install build-essential python3-pip libnss3 sudo pip3 install pycryptodomex wget https://github.com/castagnait/repository.castagnait/raw/kodi/repository.castagnait-2.0.0.zip wget https://github.com/CastagnaIT/plugin.video.netflix/releases/download/v1.20.2/plugin.video.netflix-1.20.2+matrix.1.zip
上記の前準備が終わったら、今度はOSMCの画面に戻り(ここで一回再起動しておくといいかも)
設定→アドオンブラウザ→ZIPファイルからインストール→はい→ホームフォルダ→repository.castagnait-2.0.0.zip
その後(1分ぐらいまつ)
設定→アドオンブラウザ→ZIPファイルからインストール→はい→ホームフォルダ→plugin.video.netflix-1.20.2+matrix.1.zip
その後(2分ぐらいまつ)「バックグラウンドで実行しました。」みたいなメッセージが一瞬出ます
ビデオ→アドオン→Netflix→メールアドレス&パスワード
メールアドレスとパスワードを入れて、適当な動画を選ぶ
するとWidevine CDMを使いますと言われ、Widevineインストール→了解→Widevine CDMをClomeから・・→はい
とかいろいろ言われるが15分ほどまつ
すべてが完了すると、動画が再生できる状態になります
ちなみに、raspberry Pi 2B,3Bでは解像度1024Pではコマ落ちしてしまい、720Pに解像度を落とす必要がありました。
4Bは持っていないので検証出来ませんでした。(品薄すぎて買えません)
各種設定
タイムゾーン(国)をJapanに変更します。
Sambaをインストールしておきます。Windowsからマシン名で接続出来る様にする為。
sudo apt-get install samba
ターミナル接続した時に日本語を使う場合
以下のコマンドを実行します。
sudo dpkg-reconfigure locales
ここで、Linuxおなじみのコンフィギュレーション画面が出てきますので、
en_GB.UTF-8 UTF-8 ja_JP.EUC-JP EUC-JP ja_JP.UTF-8 UTF-8
の3つにチェックをつけます。(スペースで*をつける)
OKで進み最後にデフォルトはja_JP.UTF-8を選択する
WiFiの設定
OSMCのメニュー画面から設定します
トップ画面から、プログラム->OSMC Settings->o<8->Wireless->Enable Adapter->目的の機器を選択しパスワード入力
これでWiFiが使える様になります
画面の解像度と表示位置
トップ画面から、設定->システム->ビデオ出力->画面解像度 (解像度を設定出来ます)
トップ画面から、設定->システム->ビデオ出力->画面補正 (上下左右キーで表示位置を調整出来ます)
USBポートの電力制限解除
Raspberry Pi2 は、標準でUSBポートの電力に制限が有ります。解除しないと500mA以上の機器が動作しません。
Tera Term等でSSH接続し、/boot/config.txtを編集します。
sudo nano /boot/config.txt
config.txtの最後の行に、次の内容を追加します。
safe_mode_gpio=4 max_usb_current=1
保存し、再起動するとUSBポートの電力制限は解除され1.2A位まで使える様になります。
又、/boot/config.txtはSDカードのFATフォーマット部分に有りますから、WindowsパソコンでSDカードリーダを使い編集する事も出来ます。
電源連動(TV側の設定)
Raspberry Piの電源を入れると、TVの電源が自動的にONになりHDMI接続機器の画面になります。
これは、これでいいのですが、普通にTV見てる時にOSMCを遠隔でリブートするとOSMCの画面になります。
TV側の設定に電源連動と言うのが有りますので、それをOFFにしましょう。
メディアを楽しむ
USB接続のHDDをつなぐ
USB外付けHDDを増設するには。
WindowsでNTFSフォーマットされたHDDを、そのまま使います。
Windowsで動画データや写真データをHDDにコピーしておきます。日本語のファイル名でも構いません。
但し、ここの記事では、ボリュームラベルが「Data」と設定されいる前提で書いています。
USBに接続するだけで、自動認識し使える状況になります。バスパワーで動作するHDDを接続する場合は、USBポートの電力制限解除を行う事。
動画再生
写真表示
音楽再生
天気予報
24時間運用
SDカードへの書き込み軽減
SDカードはフラッシュメモリーなので書き込み可能回数が限られています。
そこで、出来るだけSDに書き込みが発生しないように設定します。
USB外付けHDDに全てを移動してしまおう。Boot部分以外の全てを移動するのでSDの書き込み軽減と言うより、SDには起動時しかアクセスしません。
OS起動用HDDを用意します。途中でフォーマット作業をしますのでHDDの内容は消えますご注意下さい。
まず、HDDをUSB接続します。
dfコマンドで状況を確認します。
sudo su df
通常なら、こんな感じの内容が見えます。
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on /dev/root 7273072 579900 6300676 9% / devtmpfs 372052 0 372052 0% /dev tmpfs 376344 0 376344 0% /dev/shm tmpfs 376344 9804 366540 3% /run tmpfs 5120 0 5120 0% /run/lock tmpfs 376344 0 376344 0% /sys/fs/cgroup /dev/mmcblk0p1 244988 16502 228486 7% /boot tmpfs 75272 0 75272 0% /run/user/1000 /dev/sda1 1922728840 178871968 1646164812 10% /media/a25f5c6e-a1f5-48e8-88e8-f5d8ffdd2ae0
一番下に表示されている/dev/sda1って言うのが接続されたHDDです。/mediaフォルダに自動マウントされています。
fdiskでも内容を確認しておきます。
fdisk -l
今度は、こんな感じの内容が表示されているはずです。
root@osmc:/home/osmc# fdisk -l Disk /dev/mmcblk0: 7.4 GiB, 7959740416 bytes, 15546368 sectors Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes Disklabel type: dos Disk identifier: 0x00095b1c Device Boot Start End Sectors Size Id Type /dev/mmcblk0p1 2048 499711 497664 243M c W95 FAT32 (LBA) /dev/mmcblk0p2 501760 15546367 15044608 7.2G 83 Linux Disk /dev/sda: 1.8 TiB, 2000398934016 bytes, 3907029168 sectors Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes Disklabel type: dos Disk identifier: 0xa9ae8127 Device Boot Start End Sectors Size Id Type /dev/sda1 2048 3907029167 3907027120 1.8T 83 Linux
一番下の/dev/sda1が接続したHDDです。
真ん中辺りに有る/dev/mmcblk0p2が、OS本体です。これを/dev/sda1に移動する事が出来れば目的達成です。
ここで、移動先であるHDDをフォーマットします。HDDの全領域をフォーマットして使います。
マウントを解除します。マウントしたままだとエラーが出ます。
umount /dev/sda1 df
dfで/dev/sda1が消えている事を確認して下さい。/dev/sda2とか表示されてる場合はそれもマウント解除します。
次に、全領域を確保します。
fdisk /dev/sda
Command (m for help): d Selected partition 1 Partition 1 has been deleted. Command (m for help): n Partition type p primary (0 primary, 0 extended, 4 free) e extended (container for logical partitions) Select (default p): Using default response p. Partition number (1-4, default 1): First sector (2048-3907029167, default 2048): Last sector, +sectors or +size{K,M,G,T,P} (2048-3907029167, default 3907029167): Created a new partition 1 of type 'Linux' and of size 1.8 TiB. Command (m for help): w The partition table has been altered. Calling ioctl() to re-read partition table. Syncing disks. root@osmc:/home/osmc#
ここで気になったのでdfしてみる
df
あれれマウントされてる。アンマウントします。
umount /dev/sda1 df
確保した全領域をフォーマットします。
mkfs.ext4 /dev/sda1
フォーマットも完了したのでSDカードの内容をHDDにコピーします。
dd if=/dev/mmcblk0p2 of=/dev/sda1 bs=32M conv=noerror,sync
5分程度かかります。SDカードの容量により変わります。
コピーしたファイルシステムをチェックします。
e2fsck -f /dev/sda1
一部エラーの出ているブロックについてはyを入力して修復。再度チェックをかけます。
e2fsck -f /dev/sda1
パーティション全領域を使えるようにします。
resize2fs /dev/sda1
ここで一度リブートします。
reboot
今度は、dfでマウントされている事を確認する。
df
エディターで内容を書き換えます。
sudo su nano /media/4909e00d-5abd-42d2-82b4-4c9a7cb41bd0/etc/fstab
2行目の/dev/mmcblk0p2を/dev/sda1に書き換えます。
/dev/mmcblk0p1 /boot vfat defaults,noatime 0 0 /dev/sda1 / ext4 defaults,noatime 0 0
エディターで内容を書き換えます。
nano /boot/cmdline.txt
1行目の/dev/mmcblk0p2を/dev/sda1に書き換えます。
root=/dev/sda1 rootfstype=ext4 rootwait quiet osmcdev=rbp2
以上で移動完了です。リブートしてみます。
reboot
ファイルサーバ(Samba)
Sambaをインストールしてファイルサーバとして使って居ますが、快調です。
動画再生中にガシガシ転送しても平気です。CPUパワーに余裕が有ります。
Windowsマシンからリモートで接続する場合、sambaを入れておくとマシン名で接続出来ます。テラターム等でホスト名「OSMC」で接続出来ます。
Webサーバ(Apache)
OSMCは標準でWebサーバが動作していて、80ポートで待ち受けしています。
ブラウザでOSMCに接続すれば何が動いているか見えます。http://OSMC/ で接続出来ます。
別途Apacheをインストールしたいので、違うポートに移動します
トップ画面から、設定->サービス->Webサーバー->ポート (80以外に変更します8080とか)
ApacheをインストールしてWebサーバを24時間運用しています。
WordPressをセットアップして24時間使えるメモとして使っています。
古い記事(保存用)
日本語表示(この方法はもう必要ありません)
日本語が使える設定方法を書いている人が居ました。
http://mzyy94.com/blog/2015/02/16/raspberry-pi2-osmc-jp/
個人のページなので消えてしまうかもなので、
重要な部分をアレンジして解説しておきます。
まず、OSMCのIPアドレスを調べる。テレビリモコンでOSMCを直接操作します。
トップ画面から、Settings->System info->Network
これで、画面にIPアドレスが表示されているはず。
Tera Term等でSSH接続します。OSMCのデフォルトユーザー名は「osmc」パスワードは「osmc」です。
コマンドラインで以下を実行で日本語フォントがインストールされます。
sudo su apt-get update apt-get install xz-utils curl http://www.lisa.jp/osmcfonts | sh - reboot
上記操作により日本語フォントがインストールされたので、テレビリモコンでOSMCを直接操作します。
2017.02-1バージョンはトップ画面から、Settings->Interface->Skin->FontsをDefaultからArialに変更します。
次に、トップ画面から、Settings->Interface->Regional->LanguageをEnglishからJapaneseに変更します。
その他の古いバージョンは、今までと同じなので以下同文
トップ画面から、Settings->Appearance->International->Language->Japaneseで日本語表示になります。
尚、日本語フォントをインストールする前にJapaneseにしてしまうと何も見えなくなるので注意。