「Raspbian」の版間の差分

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(HDMIでTVに接続しUSBでキーボード、マウスが使える場合)
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低予算で収めたい場合、LANケーブルのみでも十分遊べます。但し、IPアドレスを調べるすべが必要です。
 
低予算で収めたい場合、LANケーブルのみでも十分遊べます。但し、IPアドレスを調べるすべが必要です。
  
==接続方法==
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==ターミナルで接続する場合==
===ターミナルで接続する場合===
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テラターム等でホスト名「IPアドレス」で接続出来ます。IPアドレスは何とかして見つけて下さい。
:テラターム等でホスト名「IPアドレス」で接続出来ます。IPアドレスは何とかして見つけて下さい。
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  TCPポート:22
 
  TCPポート:22
 
  SSH SSHバージョンSSH2
 
  SSH SSHバージョンSSH2
 
  ユーザー名:pi
 
  ユーザー名:pi
 
  パスワード:raspberry
 
  パスワード:raspberry
:最初にSDカードの全領域を使える様に設定します
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最初にSDカードの全領域を使える様に設定します
 
  sudo su
 
  sudo su
 
  raspi-config
 
  raspi-config
:でメニューが出ます
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でメニューが出ます<br/>
:1 Expand Filesystem を選択します
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1 Expand Filesystem を選択します<br/>
:再起動後SDカードの全メモリーが使える状態になります
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再起動後SDカードの全メモリーが使える状態になります<br/>
 
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:Windowsマシンからリモートで接続する場合,sambaを入れておくと
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Windowsマシンからリモートで接続する場合,sambaを入れておくと、マシン名で接続出来ます。<br/>
:マシン名で接続出来ます
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テラターム等でホスト名「raspberrypi」で接続出来ます<br/>
:テラターム等でホスト名「raspberrypi」で接続出来ます
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==WindowsPCからリモートデスクトップで接続==
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Windowsのリモートデスクトップでアクセス出きるようにする
:Windowsのリモートデスクトップでアクセス出きるようにする
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  apt-get install xrdp
 
  apt-get install xrdp
===HDMIでTVに接続しUSBでキーボード、マウスが使える場合===
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==HDMIでTVに接続しUSBでキーボード、マウスが使える場合==
キーボードやディスプレイを接続して遊ぶ場合は、起動後各種設定をすればそれで完了です。
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キーボードやディスプレイを接続して遊ぶ場合は、起動後各種設定をすればそれで完了です。<br/>
 
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===ディスプレイに黒縁が有る場合===
'''ディスプレイに黒縁が有る場合'''<br/>
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ターミナルで接続し
ターミナルで
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  sudo su
 
  sudo su
 
  nano /boot/config.txt
 
  nano /boot/config.txt
 
次の行を見つけ出し、コメントを外し再起動する。
 
次の行を見つけ出し、コメントを外し再起動する。
 
  disable_overscan=1
 
  disable_overscan=1
'''上記コメントを外したら、画面の場外まで広がってしまった場合'''(縁がはみ出してしまう場合)
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上記コメントを外したら、画面の場外まで広がってしまった場合(縁がはみ出してしまう場合)
 
  nano /boot/config.txt
 
  nano /boot/config.txt
 
次の行を見つけ出し修正します。はみ出し量を調整できます。
 
次の行を見つけ出し修正します。はみ出し量を調整できます。
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  overscan_top=20
 
  overscan_top=20
 
  overscan_bottom=20
 
  overscan_bottom=20
 
 
更に、解像度が分かっている場合は、解像度も定義するとよい
 
更に、解像度が分かっている場合は、解像度も定義するとよい
 
  framebuffer_width=1366
 
  framebuffer_width=1366
 
  framebuffer_height=768
 
  framebuffer_height=768
 
+
===日本語環境をインストール===
'''日本語環境をインストール'''
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  apt-get install task-japanese task-japanese-desktop
 
  apt-get install task-japanese task-japanese-desktop
 
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===オープンソースのオフィス・スイート LibreOffice をインストール===
'''オープンソースのオフィス・スイート LibreOffice をRaspberryPiにインストール'''
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  apt-get install libreoffice libreoffice.l10n.ja
 
  apt-get install libreoffice libreoffice.l10n.ja
 
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===GUIでビデオを見る場合===
'''GUIでビデオを見る場合'''<br/>
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  apt-get install totem
 
  apt-get install totem
 
インストール後、ファイルのダブルクリックでメディアプレイヤーが動作する
 
インストール後、ファイルのダブルクリックでメディアプレイヤーが動作する
 
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===エディターのインストール===
'''エディター'''
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  apt-get install gedit
 
  apt-get install gedit
 
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===プリンターのインストール===
'''プリンターのインストール'''
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  apt-get install cups system-config-printer
 
  apt-get install cups system-config-printer
 
これでメニューから 設定 → 印刷 が選べます<br/>
 
これでメニューから 設定 → 印刷 が選べます<br/>
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「適用」をクリックします。パスワード(raspberry)を入れます。<br/>
 
「適用」をクリックします。パスワード(raspberry)を入れます。<br/>
 
以上でプリンターのインストールは完了です。
 
以上でプリンターのインストールは完了です。
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===スクリーンセーバーの停止===
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しばらく放置すると、画面がスリープ状態になるのを停止する方法<br/>
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ターミナル接続し/etc/xdg/lxsession/LXDE/autostartを編集します。
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nano /etc/xdg/lxsession/LXDE/autostart
 +
次の行を追加します。
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@xscreensaver -no-splash
 +
xset -dpms
 +
xset s off
 +
xset noblank
 +
保存終了し再起動する。

2015年6月23日 (火) 22:17時点における版

Raspbianとは

Raspberry Pi ではプロセッサのアーキテクチャが古い関係からOSには armel版(≒互換版)のDebian Squeeze などが使われてきましたが、せっかく載せている浮動小数点ハードウェアが眠っている状態でした。Raspbianではこのハードウェア浮動小数点演算を有効にすることで、Web ブラウズを始め全般に速度が向上します。
現在は、Pi2Bが出荷されており、もはやプロセッサのアーキテクチャが古いとは言えない。

Raspbianセットアップ方法

まずDisk imageファイルをダウンロードしてきます。
https://www.raspberrypi.org/downloads/
Raspbian Download ZIPをクリックしダウンロードします。
解凍しWin32 Disk ImagerでSDに書き込みます。
Raspberry PiにSDをセットしHDMIケーブルでTVと接続し起動します。USBキーボード、マウスも必要です。
この時にLANケーブルも接続しておく事。
低予算で収めたい場合、LANケーブルのみでも十分遊べます。但し、IPアドレスを調べるすべが必要です。

ターミナルで接続する場合

テラターム等でホスト名「IPアドレス」で接続出来ます。IPアドレスは何とかして見つけて下さい。

TCPポート:22
SSH SSHバージョンSSH2
ユーザー名:pi
パスワード:raspberry

最初にSDカードの全領域を使える様に設定します

sudo su
raspi-config

でメニューが出ます
1 Expand Filesystem を選択します
再起動後SDカードの全メモリーが使える状態になります

Windowsマシンからリモートで接続する場合,sambaを入れておくと、マシン名で接続出来ます。
テラターム等でホスト名「raspberrypi」で接続出来ます

WindowsPCからリモートデスクトップで接続

Windowsのリモートデスクトップでアクセス出きるようにする

apt-get install xrdp

HDMIでTVに接続しUSBでキーボード、マウスが使える場合

キーボードやディスプレイを接続して遊ぶ場合は、起動後各種設定をすればそれで完了です。

ディスプレイに黒縁が有る場合

ターミナルで接続し

sudo su
nano /boot/config.txt

次の行を見つけ出し、コメントを外し再起動する。

disable_overscan=1

上記コメントを外したら、画面の場外まで広がってしまった場合(縁がはみ出してしまう場合)

nano /boot/config.txt

次の行を見つけ出し修正します。はみ出し量を調整できます。

overscan_left=32
overscan_right=32
overscan_top=20
overscan_bottom=20

更に、解像度が分かっている場合は、解像度も定義するとよい

framebuffer_width=1366
framebuffer_height=768

日本語環境をインストール

apt-get install task-japanese task-japanese-desktop

オープンソースのオフィス・スイート LibreOffice をインストール

apt-get install libreoffice libreoffice.l10n.ja

GUIでビデオを見る場合

apt-get install totem

インストール後、ファイルのダブルクリックでメディアプレイヤーが動作する

エディターのインストール

apt-get install gedit

プリンターのインストール

apt-get install cups system-config-printer

これでメニューから 設定 → 印刷 が選べます
「追加」ボタンを押します。パスワード(raspberry)を入れます。
ネットワークプリンターの中に有る目的のプリンターを選びます。
「進む」をクリックします。
「適用」をクリックします。パスワード(raspberry)を入れます。
以上でプリンターのインストールは完了です。

スクリーンセーバーの停止

しばらく放置すると、画面がスリープ状態になるのを停止する方法
ターミナル接続し/etc/xdg/lxsession/LXDE/autostartを編集します。

nano /etc/xdg/lxsession/LXDE/autostart

次の行を追加します。

@xscreensaver -no-splash
xset -dpms
xset s off
xset noblank

保存終了し再起動する。